FXに役立つ知識【注文のキホン!執行条件って?】
FXにはさまざまな注文方法があります。
FXやってみようかな?とデモ取引などにチャレンジしても、
注文方法説明に並ぶ、逆指値などの耳慣れない言葉に戸惑ってしまう方や、
「よく分からないから、ツールの初期設定のワンクリック注文しかしていない…」
などという方が多いのではないでしょうか。
はっきりと申し上げます。それは「もったいない」です!
注文方法と執行条件を駆使することは、損失の拡大を防ぎ、利益を取るチャンスを増やします。
「そうは言ってもよく分からないよ」
分かりました。まずは、執行条件についてまとめてみますので、学習の足がかりにしてください。
■執行条件、キホンはたったの3種類
1)成行 約定しやすさ:○ 希望レートで取引できるか:×
〜機を逃さない執行条件〜
「今」売りたい/買いたい時に使用します。とにかくポジションが欲しい!ときの執行条件はコレ。
ほぼ約定します。ただし、値動きの激しいときは意図したレートと大幅にずれたポジションになることがあります。
→関連語句:ストリーミング注文
2)指値 約定しやすさ:× 希望レートで取引できるか:○
〜約定レートをコントロールできる執行条件〜
「いくらで」売りたい/買いたいに使用します。後述する注文パターンの決済条件などで使用したり、
「ずっと張り付いていられないけど、レートはいくらまで来るはず。先に注文いれておこう」というときに使います。
レートが希望した金額までこなければ、当然約定しません。
また、値動きの激しいときは指定レートを一気に通り過ぎてしまい、「約定できません」。
3)逆指値 約定しやすさ:△ 希望レートで取引できるか:△
〜ロスを防ぐための大事な執行条件〜
「いくらを超えたら」売りたい/買いたいときに使用します。
逆指値は、「指定レートより上がったら買う」「指定レートより下がったら売る」。
説明を読んだだけでは「不利な」執行条件に思えます。
ですが、この執行条件は「☆大きく負けない☆」ために大事な手段なのです。
「指値」の弱点は、値動きの激しいときに希望価格で約定できないこと。
「○円になったら逃げよう…」と損失拡大防止の指値条件をいれていても、約定せず、
そのまま損失が膨らむ…ということがありえます。
「逆指値」は指定レートより不利になったら必ず執行します。指定レートで取引できるとは限りませんが、
そのレートを経過したら成行のように約定させます。
上記の約定条件は、IF−DONE、IF−OCOなど、「注文方法(注文パターン)」と組み合わせることが可能な業者が大半です。
ご自分が取引している業者のサイト・ツールをよく確認してみてくださいね。
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